コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力をワードバスケットのように考えるとしっくりきた。

例えばこういう記事

「基礎的な会話ができない」28歳の私が結婚相談所で出会った男性に持った強烈な違和感 1日に3、4人…婚活したけれど | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

最近流れてくるこういった叩きたいお人形さんを用意して一方的に批判するやつ 自分もこの手の人のプライドを刺激してアクセス数を稼ぐような記事に釣られてた時期もあったんだけど最近は2つの理由からある程度距離を置けてる。

  1. 記事の相手はお人形さんであること 妄想を仮定に自分のしたい主張を行っている。婚活菩薩への相談者みたいにたまに本物が混じってることはあるんだけど…(数が少ないのでカウントしない)
  2. 本当にそういった人種がいたとして自分には関係のないこと

不毛だと理解した上で、妄想記事にイライラさせられた結果を供養しておく。 コミュニケーション能力は自分の話題の広さと深さ、そして別の軸としてそれらを他人に紹介できるのかという能力が要求される。 大抵の男叩き記事は具体的になんのコミュニケーション能力が低いのかという点には触れていないくてそこに考察が行かない時点であまり深く参考にする必要がない。 例えるとコミュニケーション能力は話題カードを積み上げたデッキをお互いに用意してそれを切り出すようなものでこのデッキの枚数の多さ、種類の多さで席についた時点でうまい具合に回るかどうかは決まっている。 こういったことを言うと「自分の話題を押し付けると考えていて会話をわかってない」と言われそうだが共感は小技として捉えている。自分のカードを順番に出していくなんて考えていなくて相手の相手の出すカードに対してうまい具合に関連するものを出していかに共感していくかというゲームなのだ。

この時点で自分がしたい主張にも気づいてくれたと思うがデッキが広い人間はコミュ障に対しても合わせられる可能性が高く、いわゆる「ウェイなのにオタク」といった矛盾も発生しない。コミュニケーションに重きをおいているからこそありとあらゆる話題カードに対して抵抗がなく共感を合わせられていく。これこそがコミュニケーションが高いというべきではないのか?

ここで冒頭の記事を振り返ってみよう。「基礎的な会話ができない」とはどういう状態なのか。 自分は少なくとも片方の視点からは断定できない話だと考える。男性側がデッキの種類が少ない状態なのか、それともデッキの枚数すらない状態なのか、少なくとも女性側に合うカードを持っておらず共感を切れなかったことは間違いない。 ただそこで女性側も男性に合わせられるようなカードを持っていなかった。今までの”普通の男性”はあなたのカードに合わせて共感を切ってくれていたのかもしれないが「基礎的な会話ができない人があまりにも多い」ということは同時に女性のデッキの乏しさを表していることにもなる。*1 コミュニケーション強者は相手のデッキを選ばない。

金、女、衣食住カード用意しとけば良いんじゃね。知らんけどw

*1:需給の関係から女性に合わせろという話は置いておいて