20代はかな入力を覚えろという話

皆さんはローマ字入力とかな入力のどちらを使っていますか?私は現在かな入力を使っていますが非常に快適です。そこで皆さんに理論上のメリットと実際に使ってみての主観の両面から、かな入力の良さについて紹介したいと思います。
 

いわゆる世間一般でのかな入力のメリット

ローマ字入力より早い、この一言に尽きます。

打鍵数は多いより少ないほうが高速入力に有利だと考えられる。日本語の文章(天声人語4日分:3735文字)を入力したときの打鍵数を他の入力方式と比較した資料[14]によると、以下の通りである。


打鍵数と内訳(変換・無変換は除く)
  総打鍵数 比率 備考
親指シフト 3735 1.0 シフトキー自体を押した数は、カウントしない。
JIS配列かな 4110 1.1 シフトキー自体を押した数は、カウントしない。
ローマ字 6474 1.7

親指シフト - Wikipediaの記事より引用

 

親指シフトには劣りますが圧倒的にタイプ数が少ないですね。このタイプ数の少なさから一般的には「かな入力のほうが早い」と言われます。文章を書くことを生業としているライター、作家などに使用してる人が多いらしいですね。親指シフトまで習得している人もいますが親指シフトは特殊なキーボードを使用するので自分のPC以外では使用できないのがデメリットとして大きいです。
 

実際に使ってみて

実際に使い始めてみて初めに思ったのは「苦痛」の一言につきます。
 
PCに初めて触れたのは小学生の時でしたがそれ以来ずっとローマ字入力を使ってきたので当たり前ですよね。当然大学でのノートテイキングには使えませんし、Twitterで数十文字打つことすら苦痛です。直ちに日常使用に取り入れることは諦め、e-typingでの練習に移行しました。
 
e-typingでは次に入力するキーの位置と使用する指が表示されてブラインドタッチの練習に最適なのでおすすめです。初めは日々成長を感じられましたが現在C~Dの間をいったり来たりしています。ここが一つの壁みたいですね。ちなみにローマ字入力ではA+獲得することができました。
 

主観的メリット

ローマ字打ちに関しては皆さんも毎日使っているものなのでことさらいう必要もないですが、私はローマ字打ちを正しく習ったことはありませんでした。そのためホームポジションこそ守っているものの主に三本指でタイピングを行なっていました。これでも普段使いには困らないだけのスピードが出るので特に不便はありませんでした。
 
しかし、かなうちに変えてからは徹底的にホームポジションを意識して守っているため、正しく打つことのメリットを感じる日々です。また変な癖がない状態で一から文字入力を練習しますので、自然に正しいタイピングを身につけることができます。
 
具体的にはミスが少なくなりました。タイピングに使用する指が少なければそれだけ動かす方向と距離においてタイピングの複雑さが増します。これはミスタイピングを起こしやすい、しかし全ての指を使えばそれぞれの指がホームポジションから大きく離れることは格段に少なくなります。またかな打ちは母音の文字を覗いてタイピングする量が1/2になりますのでこれもまたミスタイピングの減少に寄与します。
 
単純にホームポジションで移動距離が少ないから早いというわけでもなく、ミスタイピングが減った結果としてタイピング速度が向上していることをひしひしと実感しています。
 

かな入力のここが不便

・長音符、いわゆる伸ばし棒「ー」ですがこれがキーの端に位置していて横文字を打つ際には非常に不便

比較的自分は指の長い方なのですがそれでもホームポジションから指を伸ばす必要がありましてブラインドタッチでは未だにきついです。
 

・小さい「っ」を入力する際には「つ」とShiftを同時入力するのだがこれがタイピング数の比較には計上されていない。

小文字を打つためには基本的にShiftに小指を伸ばす必要があるのですがこれがきつい。しかし最近は慣れてきて意識せずとも入力できるようになってきましたので慣れの問題っぽいです。
 
数字キーを全角で入力できない。
テンキー付きのキーボードを使用している場合は問題ないのですが「Ⅴ」の様な特殊な数字記号を使う際に数字キーを全角で入力できないのが不便。なんか解決策ないですかね。
 
google検索の際にはきちんと変換キーを確認しなければならない。
これはものぐさ限定の悩みですが英数のままローマ字入力googleをかけてもある程度googleが日本語に変換して検索してくれますがかな入力では完全に無いです。例えばニコニコ動画と英数のまま検索するとこんな感じになります。
 

f:id:nomore1013:20170726215117j:plain

 
まるで暗号文ですね。
 

まとめ

思いつくままにだらだらと書いてしまいましたが結論としてはかな入力は習得できるなら早めに習得すべき、というのが私の意見です。スマホで未だにローマ字入力してるようなものです、本気で。
 
これが50~60代のこれから退職するような世代にすすめるとなると話は変わります。しかし今現在20代ならこの先60年、人によっては毎日使うであろう文字入力の労力を減らしておかないのは損だと思いませんか?一週間練習すればTwitterくらいはなんとかなります。
 
それではかな入力人口が増えることを祈って終わりたいと思います。それでは!