君の名は。聖地巡り原付ツーリング no.2

2日目朝

テントで就寝してからはしてからはかなり快適睡眠をとることが出来たが、朝の4時に目が覚めてしまった。ここから眠るのも微妙だったのでテントを撤収。 余談だがムーンライトI型のテントはコンプレッションバッグを採用しているのでかなり雑にたたんで詰め込んでも後から圧縮することができるのでかなり便利。

かなり早い時間に出発数rことが出来ることになったので周囲にさらに観光地が無いか調べてみる事にした。観光する時間さえあれば50km離れたところに有名な白川郷があるので帰り道がてら寄りたいところではあるが今日中に京都まで帰らなければならないことを考えると断念。バイク旅はやはり時間的余裕が欲しい。

ここから10km離れたところに「君の名は。」でも使用された宮川落合バス停が存在する。

行って帰って来ると大体朝の6時には帰って来れそうでちょうど良かったので往復して来る事にした。

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無人の谷をひたすら走る事になる。
出発した時は完全に暗闇の中で昨日の夜を思い出して不安だったが交通量自体は少なかったので安心して走ることができた。

川沿いに谷を走っているとでかでかと掲げられた通行止めの横断幕があった。どうやら雨天により白川郷方面の道路が全面通行止めらしい。自分が走っている道路は白川郷方面とは逆に向かっているので落合バス停まではたどり着けそうで安心した。白川郷方面から飛騨古川に行こうとする人は天気予報を確認してから目指した方が良いかもしれない。

到着する頃にはちょうど明るくなって来てこれなら綺麗な写真も撮れそうだなぁと思いつつこんな山中(失礼)にも人が住んでいる事を不思議に思った。自分が育った土地もかなりの田舎だがまだコンビニはあるし隣に車を走らせてもすぐ町があるしここまで標高の高い山に囲まれて住む人達を素直に尊敬した。山に囲まれてする生活、想像しただけでもかなりいい…

宮川落合バス停

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早朝に撮影した宮川落合バス停

図らずもいい写真が撮れた。飛騨古川の聖地巡りでみかける写真のほとんどが昼間に撮影されたもので早朝の形式は見たことがなかった。原付で来なければ見ることができなかった景色なので来て良かった。後から分かったことだがプロのカメラマンも早朝か夕方に訪れるといい写真が撮れるのではないかと言及している。

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聖地巡礼者のために置かれているノート
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古めかしいポストもまた良い

飛騨古川への帰り道

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途中にある小さな社から見える景色

行きの道中では暗くて気付かなかったがここは田舎というより山だった。道路からはひたすらこのような景色が続いていて霧が出ているのも相まってどこか神秘的な雰囲気も感じる。寒かったがここをバイクで走るのはかなり気持ちよかったので宮川落合バス停を訪れる際には車かバイクをお勧めしたい。

君の名は。聖地観光

午前6時、まだどの店も開いてないなか観光した。(できれば飛騨牛を食べたかった。)

飛騨古川駅

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飛騨古川駅、偶然にも電車が到着していた。
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例の牛
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路線図、当然一つしかない
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駅舎内
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タクシー乗り場

余談だが以前青春18切符を使ってここまで観光しようとした時は到着する前に落石で到達できなかった。電車で来ようとも落石に会い、原付で来ても雨天や積雪によって簡単に通行止になるので三葉の「生まれ変わるなら都会に住みたい」という叫びは心からのものだろうことがよく分かる。

味処古川

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開店前の味処古川

早朝だったので残念ながらお店で食事はできず。是非機会があれば再チャレンジしたい。

西ウレ峠

行きの際には夜中に走ったので全く気付かなかったが飛騨古川にたどり着く前のせせらぎ街道は最高のドライブコースだった。

横には常に川が流れていて川の涼しさを感じつつバイクを走らせる事ができた。途中でオートキャンプ場も見つける事ができたので今度は紅葉の時期にキャンプ目的で友人とツーリングに来ても良いなと思った。

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道中1
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道中にあるカフェの看板
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残念ながら営業時間ではなかった

琵琶湖東岸

せせらぎ街道を終えた後はひたすら西に向かって走り続けた。琵琶湖に当たるまではなんども国道を変えなければならなかったのでここでもスマートフォンホルダー買っておけばよかったと後悔した。

米原(琵琶湖東)に到着した時に大津(琵琶湖南)まで72kmと見た瞬間に絶望した。琵琶湖の東は確かに一本道で走りやすいが交通量が多く常に普通車に抜かれる状況なので精神的に疲弊するからだ。この思い出から二度と原付で遠出はしたく無いと思う。

当時はGoogle Mapに無料道路を除くルートを表示させていたので気がつかなかったが道中で琵琶湖大橋を通る手段があったことに気がついた。前日に普通車専用道路に出くわしたばっかりだったので琵琶湖大橋も当然原付は渡ることはできないだろうと考えていたが10円で乗れるらしい。

京都

夕方6時には京都市内に到着する事ができた。ここからはバイクを借りた店舗まで行くだけだが主要道路は6車線なのでバイク初心者にはかなり緊張の伴うものだった。都会を車運転するのはやはり間違い。

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今回バイクをお借りしたろうじ屋

旅でかかった合計金額

  • ガソリン代 2005円
  • レンタルバイク代 8100円
  • 食料代&飲料水(Suicaで支払ったため詳細が分からない) 759円
  • 蕎麦 780円

レンタルバイク代を除けば合計で3544円である。バイク旅はかなりエコ。

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給油した際のレシート

今回の旅で合計で6回給油した。todayはもう少し連続して走ることのできるバイクだがガス欠を恐れて早め早めの給油を心がけていたため通常より回数が多くなった。

合計で13.13L給油、片道300km以上走っているので620km走ったとすると、42.22km/L走っていることになる。公称値73km/Lなのでおおよそ予想通りの数値が出た。今回の旅で移動費は合計2005円しかかかっていない…(原付恐るべし)。おそらく乗車している人間のために補給したそばと牛丼と飲み物でゆうに超えているので食事すら自炊すれば旅の金銭的問題はほぼ解決できると言える。

終わりに

というわけで1日に11時間以上バイクに乗りっぱなしの二日間で人生で一番過酷なチャレンジをした二日間だった。しばらくはバイクに乗りたく無いと思っていたが二輪の卒検を控えた今はもう一度バイクに乗りたくて仕方がなくなっている。今度は西の限界まで走っても良いなぁ。

7割くらいの自信でいけると思ってスタートした旅だったが終わってみれば事故もなく大きなトラブルもなく綺麗に追われた旅立ったと思う。大体の物事がこれくらいの難易度で回っていると思っているので人生もこれくらいの気持ちでいろんなことにチャレンジして行きたい。

それではまたバイク旅をしたらブログを書こうと思う。それでは。

君の名は。聖地巡り原付ツーリング no.1

一週間当たり前から急遽思いついて弾丸ツーリングをした。

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西ウレ峠にて

近畿圏から君の名は。」の聖地もしくは白川郷まで原付で挑戦しようと思う人にとって参考になるはずだ。

動機

教習所で卒検に自信が無かったので原付に慣れれば多少は不安を克服できるのではないのかと思ったのがこの旅の始まりだった(今から思えば相当にアホ)。

京都でレンタルバイクを探しているとどうやら2日で保険込みで1万円かからないらしい。自分は原付二種に乗る予定なので一度原付を経験しておくのも悪くないかなと思って勢いだけで申し込んだ。原付300kmが一日の限界だって言われたら挑戦したくなるやん?

当日の装備

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レンタルしてきたバイク
  • バイク:ホンダ トゥデイ
  • 寝袋:Isuka Air 450
  • テント:mont-bell ムーンライト1型
  • マット:mont-bel フォームパッド 90
  • 水道水500ml
  • モバイルバッテリー:Anker PowerCore 13000

とかなり最低限の装備だけで出発した。 これだけ最低限の装備なら30Lのバッグに普通に入る。更に2日分の着替えならなんとか入るので40Lあればどこだって行ける気がする。

当日のルート

f:id:nomore1013:20180920090253j:plain 画像の通り当初は琵琶湖の西を通る道を選択した。ツーリング経験不足から安直にGoogleに提示された道を選択したがこれがすぐに間違いだったことを知るf:id:nomore1013:20180920090420j:plain 琵琶湖の西には湖西線が存在しているが、これは無料"自動車専用"道である。当然125cc以下の原付は走れないのでひたすらMapを見ながら下道を走ることになる。

GoogleMapと悪戦苦闘しながらひたすら下道を走っていると途中で琵琶湖に出くわした。

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偶然立ち寄った琵琶湖の浜

「原付旅は高速に乗れない辛さはあるがその代わり変わる景色を楽しむことができる。」 原付旅の醍醐味を肌で実感することができて良かった。

岐阜県にて

琵琶湖西での市街地でのツーリングに懲りたので当初の予定を変更して琵琶湖上から東に岐阜へ向かう道に変更した。

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山道を走るのでひたすら孤独

原付ではそもそも制限速度以上をだすことができないので信号の少ない山のほうが距離を稼げるだろうと考えたからだ。このルート変更は正解だった。国道303号線は山の中を突っ切る幹線道路で信号は全く無く山の涼しさを感じつつ最高の気分で走ることができた。 途中でよった道の駅では私と同様にバイク(もちろん原付ではない)でツーリングにいている人がたくさんいたので結構有名なツーリング道なのかも知れない。

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道の駅で食べたそば

岐阜県に入ると完全にうどんがそばに置き換わる。岐阜県が境になっているのかも知れない。

その後は本巣市美濃市をひたすら看板を見つつ幹線道路を走る。 f:id:nomore1013:20180920091036j:plain中国道の切り替えで何度も間違ったのでバイク用のスマホホルダーは長距離ツーリングに必須だ。信号待ちでスマホを見るのは危ないので何度も脇にバイクを止めて確認した。(初日にこれがなかったらもっと早い時間帯に到着していたかも知れない)

美濃市を過ぎた辺りで午後五時を周りどう頑張っても明るいうちに目的地に到着できないことを悟る。

ここから更にせせらぎ街道に入り山道をひたすら走るわけだが後から考えればここで道の駅に一晩宿泊するべきだった。

速度がそもそも原付では出ないので転倒、衝突の危険は感じなかったが山の中なので明かりが全く無く更に標高1000mを走っているので軽装備の自分には凍えるくらい寒かった。途中、休憩でバイクを止めたが街灯以外に明かりも無く、川の水が流れる音しか聞こえて来ないのでひたすら孤独感に襲われていた。

当時はひたすら不安だったがあの孤独感が今の安心感のある日常を輝かせてくれている。

夜の峠はそもそも危険なので二度と走らないと思うがあの孤独感は大自然の中でしか味わえず貴重な体験だと思うので今度は徒歩の登山での宿泊で孤独感を感じてもいいかも知れないと思った。

せせらぎ街道を終えて高山市に到着した。高山市から飛騨古川駅までは15kmほど、さしずめウィニングランか…と考えつつ国道41号線に入ろうとしたら自動車専用道路!!!!(辛い)隣の東街道を通っていきましたが大きな迂回ではなかったので幸いだった。

というわけで今夜の宿泊地に到着。

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道の駅 アルプ飛騨古川

時間も遅いので明日の早朝にの聖地観光を楽しみにしつつ寝た。パトカーも巡回していたので治安的に安心して寝ることができた。本当にありがたい。

テントを設営する体力もなかったのでベンチにて野宿に挑戦したが、道の駅は深夜でも人通りが多く車の音で就寝に失敗。

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自動販売機の横にあったベンチ

幸いアルプ飛騨古川の道の駅は川の隣なのでテントの設営にちょうどいい土手があった。土手上に生えていた草がちょうどクッションになってベンチと比べて100倍寝心地が良かった。テントは面倒くさくても設営できるなら設営すべき。

というわけで弾丸ツーリング初日終了です。聖地観光も含めた二日目に続く。

本のセレクトショップ、恵文社一乗寺店

恵文社について

正確には「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」だそうな。そんなキャッチコピーの恵文社一乗寺店に行ってきた。京都では有名な名物書店で、イギリスのガーディアン紙が選ぶ「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一ランクインしている。かなりおしゃれな外観で、手前のベンチに座って写真撮影する方もいたのでフォトジェニックポイントなのかもしれない。

恵文社一乗寺店の外観写真

本の以外の品物にもこだわる本屋

店舗の内部もアンティークな雰囲気を重視されていてまるで映画に出てくるかのような本屋。 f:id:nomore1013:20180913084840j:plain

本のセレクトショップ

店舗の雰囲気もさることながら書籍のラインナップはどうなのか、一つコーナーを見ただけで「これはいい!」と分かった。 私が好きなジャンルは哲学と旅だが、少し眺めただけで気になる本がすぐ見つかった。有名なものから自費出版と思われる本まで取り扱っていて、自分が好きなジャンルの珍しい本が読みたい人から新たなジャンルに入門したい人まで楽しめるように設置された本棚だった。

f:id:nomore1013:20180913084851j:plain f:id:nomore1013:20180913084858j:plain 本の網羅性よりコンセプトを重視で本が並べられている。建築に関係する本が本棚3つ分並べられていたのでおそらく店員さんの特ジャンルなのだろう。

書店内で一番気になったコーナーはコミュニティに関するコーナーだ。この書店自体が一種のコミュニティを意識されて運営されているのではないだろうか。並べられている本も店員の好みによってセレクトされているので同様にシェアハウスや小さな喫茶店を運営したい方は参考になる書籍があると思う。 f:id:nomore1013:20180913090936j:plain

私は旅コーナーでおすすめされていた「旅をする木」を購入した。このブログを書き始める前に読み終えたところなのだが非常に面白い本で一気に読んでしまった。感想はまた別記事で書くので気になる人はぜひ読んでみて欲しい。

最後に

最近技術書以外の本を読む機会が減っていたがここに来て自然と自分の興味のままに本を買ってしまった。書店の雰囲気と並べられている面白い本に刺激されたのだと思う。最近はkindleでだいたいの本が帰るしこれからはオンラインだけでいいや〜という考えを改めさせてもらえる書店だった。気になる人は京都に訪れた際は是非立ち寄ってみて欲しい。それでは。

「リモートチームでうまくいく」から得られること

はじめに

大学で留学してシェアハウスで生活して以来、他人と生活すること、そしてなにより別の環境で生活することは人生の刺激になることを学びました。なので私も将来的にリモートワークで働きたいと考えています。

そこで社員全員がリモートワークで働いていることで有名なソニックガーデンの創業者、倉貫義人さんが執筆した「リモートチームでうまくいく」が将来リモートで働く上で参考になると思って読みました。

 

以下は自分にも活かせると考えた箇所と所感です。

まとめ

・本書の主題はチームとしてのリモートワーク

リモートワークを前提とするチームのことをリモートチームと呼ぶ。

 

・リモートワークでも"チーム"で働く意味

会社に所属することにはそれなりのメリットが有る。安定した仕事の供給、得意不得意による役割分担など、チームで切磋琢磨でき、時には利害を超えて助け合うことができる。

このチームとしてのメリットをリモートワークでも取り入れようとする取り組み。 

確かにリモートワークで働くとコミュニケーション不足に陥り同じ社内の人間であるのも関わらず外注しているかのような距離感を感じる時があります。リモートワークと会社で働くことの間におけるメリット・デメリットはトレードオフではなく両立を目指すのがリモートチームの取り組み。

 

・「オフィスに居ること」が働くことではなくなった。

チャットがオンラインになっていることが仕事中という間隔に変わったので自然と働いている時間より成果が問われるようになる。ただし離れて働いていても仲間意識を保つことにはオフィスに出勤するよりも意識的な努力が必要。 

全員がリモートワークで働くことによっていい意味で成果主義のチームになるのは想像できます。自分もフレックスタイム制で働いているが一日に定量的に成果を上げることは難しいので一週間、一ヶ月単位で成果を挙げられているかが求められます。

リモートワークで働いてると自分が働いているかは成果を出すことでしか保証できません。そこでセルフマネジメントできる人で構成されたチームなら良い循環が生まれます。

 

・リモートチームは欧米的な個人の成果主義よりも、古き良き日本の経営が求められている。

私達の目指しているワークスタイルはチームでの生産性を最大にすることである。

本書で一番響きました。部活動(吹奏楽)で上手く機能するチームと機能しないチームの両方を経験したことがあります。一人でも非協力的だった場合、全く曲が完成しないのが音楽の世界です。

部活をやりたい人間が集まっていてそれですから仕事でチーム全体で協力して成果を共有するという考えよりは個人成果主義でやっていくことが結果として上手く機能するものだと考えていました。しかし、本書全体を読んでしっかいした信頼関係による協力関係は可能なんだという思いにさせてもらえたので読んで良かったです。

 

・雑談を奨励する

リモートワークには気軽に話が始められるチャットツールが適している。相手の「存在感」を感じることができないので同じ場所に出社しているときのように話を始めることができない。

「存在感」と「雑談」で連帯感を生み出すことができる。 

仕事で連帯感は必要か、そもそもここで意見が一定数分かれるように思います。仕事はあくまで仕事として割り切った人間感円形でやったほうがやりやすいという人がいるのも確かです。

肝心なのは連帯感を持ちたい人と必要ない人が一緒に仕事すると破綻してしまうということです。私はどちらかというと連帯感を持って仕事をしたい方なのでこの雑談を奨励するという考え方に賛同できました。

 

・一年に一回合宿を行う

インターネットを禁止して合宿を行う。普段話さないような自分の抱えてる夢について話し合うことで相手の人生についてより深く知ることができる。仲間について深く知ることで仕事でも助け合える関係を築くことができる。

最近のIT系の会社の風潮として「飲みニケーションは悪」だったり「サービス残業はできない」といったものがあります。もちろん今挙げたものは絶対にあってはならないものですがこれを更に拡大解釈して「会社の人間と深く関わる必要はない」とまで言い切る人までいます。

私はこういった割り切りは危険だと考えています。会社の仲間と友達には違う意味での「関係の深さ」があってあまりにドライに割り切ってしまうと仕事仲間としてやっていく上で大事な信頼関係まで損なわれると感じてしまうからです。

そういう意味でソニックガーデンさんがリモートチームとしてやっていくとしても1年に一回は合宿を行っているのは納得の行くものでした。

 

・リモートチームは信頼関係とセルフマネジメントでうまくいく

問題解決やクリエイティブなセンスが求められる仕事には従来の指示・命令形の管理スタイルは適さない。そもそも職業の種類としてセルフマネジメントできる人が適しており、自由な裁量で働いてもらったほうが生産性が上がる。 

これはプログラマーという職業に対してよく世間でも話題になっている話ですね。私も実際に働き始めてからこの意味が理解できました。

プログラミングとは創作的な仕事で上司から指示をもらうにしてもざっくりとしています。基本的に質問するのではなく自分から「○○してもいいですか?」といった許可を求めていく形で仕事をしていくと自分でも決めています。

 

所感

最終章にはどうしてソニックガーデンという会社がリモートワークを始めるに至ったかのエピソードが書かれていました。

社員の一人が海外で働いてみたいと言ってみたのがきっかけで今の私と被るものがあります。冒頭でも書いたように海外で働きつつロングステイしてみたい夢があります。それを叶えるために今は勉強する日々ですがそれをこの本を読むことによってかなり自分が働いている姿を具体的にイメージすることができました。

今後も技術系ではないけどまとめると役に立ちそうだなといった本を読んだときはここにまとめたいと思います。

それでは!

自作キーボード始めました。

経緯

早速本題なのですが最近自作キーボードが流行ってますよね!

前々から自作キーボードというものは存在していたと思います。自作キーボードをデザインして日本コミュニティを盛り上げてくれている方のおかげですね。私もその恩恵を受けている一人なので先駆者には感謝です。

 

日本人はJISキーボードを使うことを強いられているのが現実です。私も小学校教育にてJIS配列でタイピングを指導されたことを覚えています。そしてこの標準となっているJIS配列が少なくとも日本語のタイピングに向いていないことが今回流行っている一因でもあると考えています。

でかいEnter Keyやspace barの位置が左にずれていること、かな打ちを使わない人にも日本語が印字されている点など不満点をあげればキリがありません。

 

私も昔はタイピングしていて特殊記号を打つ機会は少なくJIS配列では端に追いやられていることを疑問に思ったことはありませんでした。しかしプログラミングをし始めてからはつらい思いの連続です。

特に_や{}などはエンターキーの左側に配置されており、完全に窓際族のような扱いを受けています。

またmac, linux, windowsを行き来する内に、OSに依存するソフトウェアに頼ることなく配列を変えたいと思い始めていましたのでこの自作キーボードの波に乗ることにしました。

 

私は今まで電子工作どころか半田ごてすら持ったことがありません。しかし自作PCを組み立てる際にもパーツ選定さえ間違っていなければなんとかなる感覚を持っていましたのでキーボードキット(はじめから組み立てるためのパーツが選定されているもの)を選択しました。

macパンタグラフ式キーボードに慣れていましたのでできるだけ移行コストを低くするためにキーストロークが低いものが良いだろうと思い、Helixを選択しました。

Helixないんさん がデザインしたものでかなり人気のキーボードです。私が注文した当時は一ヶ月ほど待ちました。しかし外国から輸入することに比べると一ヶ月は速いものです。 

BuildLog

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というわけで届きました。

キースイッチは赤軸を選択しました。職場でも使う予定だったので青軸は選択肢になく押し心地が軽いほうが良いだろという単純な考えです。実際に使用してみて軽いものを選択したのは正解でした。というのもmacのビルトインキーボードがもともと軽いタッチに慣れていたので移行は比較的スムーズにできました。慣れてくると逆に軽すぎる位に感じてきたのでキースイッチは慣れによるところが大きいです。

 

詳細な組み立て手順はGitHubにありますので基本的にはそこを参考に組み立てれば大丈夫です。

https://github.com/MakotoKurauchi/helix

他には以下のサイトも参考にしました。

https://gist.github.com/mtei/6957107a676ddfa85bde0ae41f8fa849

http://emizping.hatenablog.com/entry/2018/02/12/161033

 

ダイオードを実装する際にはピンセットが必須です。との注意を見て覚悟はしていましたが予想を上回る小ささでダイオードの実装には苦労しました。

 

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実装し終わった後見返すと苦労した分キレイなのでやりがいはあります。(私の場合はキレイにはんだ付けはできていませんが)

 

特にOLEDモジュールをはんだ付けする際に向きを意識して取り付けることを忘れてしまい数時間悩んでしまったので初心者の方はビルドガイドを常に参照しつつ組み立てることをオススメします。

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全てはんだ付けが終わった後スイッチを実装している途中です。

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キーの数だけ実装する必要がありますがこれまで実装してきたダイオードLEDに比べると一番楽しい作業でもあります。ここでもスイッチを実装する前にプレートを挟むことを忘れてスイッチを付け直す事になりました。慣れない作業をする時は普段に二倍くらい慎重になるが大事です。

このあとキーキャップを取り付ければ片手分完成です。

これを両手分やると完成!!!

 

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(完成してすぐに写真撮るの忘れてました)

無刻印のキーキャップを使っているとかなり厳つい見た目になりますが使用感はかなりいいです。ただホームポジションが分からないとブラインドタッチができないので今はガムテープを貼ってます。見た目が悪いこと以外には余り問題ないです。

 

所感

自作キーボードに挑戦してみてかなり苦労しましたが、新しいことの連続で楽しかったです。まだまだ新しいキーボードに慣れていませんので真価を発揮することはできていませんが作るだけでも自作PCの様に愛着がわくのでタイピングしてるだけでも楽しくなります。

次はhelixをもう少し使用してみてのメリット・デメリット、私が使っているキーマップを紹介できたらなと思います。
それでは!

 

自作PCが壊れた

昨日のことなんですがPUBGしてる最中に自作PCが突然落ちました。机の角に置いていて144fpsでゲームしてたので熱で落ちたと思ったのですが、その後電源ボタンを押しても起動しないので明日原因追求しようと思って放置してました。

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分解前

 

そして今日、パソコンを分解してとりあえずGPUとHDDを外して電源を入れてみたら一発で起動しました。

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最小構成にしてマザーボードBIOSビープ音を鳴らすためのスピーカーを付ける手間が省けたので幸いでした。そもそもマザーボードのLEDが正常に点灯していて電源ボタンを押した際に鳴る電源のカチッという音も正常に鳴っていたので後から考えれば明らかにGPUが原因でした。

 

もうちょっと苦戦したことをブログに書きたかったのですが仕方ないですね。中古で買って二年ほど使ったGPUでしたがお疲れ様でした。前の使用者の使い方がどうだったか知りませんが壊れるにはまだ早い時期だと思うので次買うGPUはELSA以外かな…

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ELSA GTX970

また新しいGPUを買ったらレビューしようかと思います。それでは。

 

 

 

 

 

 

日曜学校に潜入してきた

昨日のブログでクリスチャンについて触れましたが今日改めて協会に行ってきたのでもう少し深く考えたことを書きたくなりました。

 

・実際の日曜学校の流れ

宗教といったら何を思い浮かべるでしょうか。こちらに来る前は大川隆法が降霊してるイメージしかありませんでした。実際の協会での流れを簡単に記載すると

・BibleStudyを行う

ここではBibleの文章を引用してどういった意味を込められて書かれたのか勉強します。後にもう一度牧師が集会にて教えを説くわけですが留学生には難しいので予習として特別に事前に勉強しています。

・バンドが聖歌を歌う

前にギターとドラムとベースが出てきて聖歌を演奏して一緒に歌います。様々な教会があるがコンサート会場のようにでかくて歌手と演奏者を呼んでパーティのようにやってるとこもある。そこはカトリック系で神父が協会を経営するためこのように派手になるらしい。神父と牧師の違いについては下記を参照してほしい。

牧師と神父の違い | キリスト教文化入門

・牧師の説教

牧師が教えを説く、ネイティヴ・アメリカンのための説教の上内容がかなり深い内容なので何を行っているのか全くわからない。

・お祈り

亡くなった人、危篤状態にある人、新たに協会のコミュニティに参加するものに祈りを捧げる。

これがおおまかな流れになります。宗派がバプティストなので他の宗派に変わると協会のあり方もまた変わるでしょう。

 

ボトムアップ式の考え方

私は宗教とは体験の蓄積による伝統に支えられたものなのではないかと今考えています。

 

BibleStudyとは要は歴史の勉強です。宗教には様々な制約がありますが、なぜそれを信徒は守らなければならないのか、なぜ協会に人が集まるのか、その根拠について学ぶわけです。例としてあげると今日学んだ内容は「パウロがなぜ回心したのか、そしてその証拠は」についてです。今まで二回しかBibleStudyを行っていませんがどちらも最後はエスが復活した歴史を根拠に物事を語りだしてかなりヤバイ雰囲気を醸し出します。

 

ですがそこから出される様々な人生の歩み方、有名なもので言えば「酒は控える」、に帰結するわけですがそこまでのプロセスが非常に綺麗で古代からヨーロッパで数々の天才が研究して導き出された解釈に感動します(根拠がデタラメでいいのでどんな綺麗事も通る)。

 

結局のところそれを信じて実践している人達がいる限りそのコミュニティ内でBibleは本物であってBibleにて語られる綺麗事は現実になる。それ以外はどうでもいいわけですね。

 

協会という存在も宗教を存続させる強い理由になっていると思います。様々なところで語られているように人は社会的な動物で誰かと何かしらの関係性を持たないと崩壊する生き物ですが同じ聖書を勉強して生き方を学び日曜日に集まる。コミュニテイが形成されやすい条件が整っていて情報の伝達が発生していない昔では役割を発揮していたのではないかと思います。

 

・まとめ

宗教の矛盾について徹底的に検証してきたのが哲学者なわけで哲学書を読んでその考えにどっぷりと浸かっていた身からすると宗教を信じることは到底わからなかったのですがその内側に入ってみて初めて分かりました。敬虔な信徒になれば結婚相手も友達も全く困らないと思われるのでコミュニティ作るのが苦手で自殺したい人はそれこそ宗教ハマれば良いんじゃないかと思った(こなみ)。