経緯
早速本題なのですが最近自作キーボードが流行ってますよね!
前々から自作キーボードというものは存在していたと思います。自作キーボードをデザインして日本コミュニティを盛り上げてくれている方のおかげですね。私もその恩恵を受けている一人なので先駆者には感謝です。
日本人はJISキーボードを使うことを強いられているのが現実です。私も小学校教育にてJIS配列でタイピングを指導されたことを覚えています。そしてこの標準となっているJIS配列が少なくとも日本語のタイピングに向いていないことが今回流行っている一因でもあると考えています。
でかいEnter Keyやspace barの位置が左にずれていること、かな打ちを使わない人にも日本語が印字されている点など不満点をあげればキリがありません。
私も昔はタイピングしていて特殊記号を打つ機会は少なくJIS配列では端に追いやられていることを疑問に思ったことはありませんでした。しかしプログラミングをし始めてからはつらい思いの連続です。
特に_や{}などはエンターキーの左側に配置されており、完全に窓際族のような扱いを受けています。
またmac, linux, windowsを行き来する内に、OSに依存するソフトウェアに頼ることなく配列を変えたいと思い始めていましたのでこの自作キーボードの波に乗ることにしました。
私は今まで電子工作どころか半田ごてすら持ったことがありません。しかし自作PCを組み立てる際にもパーツ選定さえ間違っていなければなんとかなる感覚を持っていましたのでキーボードキット(はじめから組み立てるためのパーツが選定されているもの)を選択しました。
macのパンタグラフ式キーボードに慣れていましたのでできるだけ移行コストを低くするためにキーストロークが低いものが良いだろうと思い、Helixを選択しました。
Helixはないんさんがデザインしたものでかなり人気のキーボードです。私が注文した当時は一ヶ月ほど待ちました。しかし外国から輸入することに比べると一ヶ月は速いものです。
BuildLog
というわけで届きました。
キースイッチは赤軸を選択しました。職場でも使う予定だったので青軸は選択肢になく押し心地が軽いほうが良いだろという単純な考えです。実際に使用してみて軽いものを選択したのは正解でした。というのもmacのビルトインキーボードがもともと軽いタッチに慣れていたので移行は比較的スムーズにできました。慣れてくると逆に軽すぎる位に感じてきたのでキースイッチは慣れによるところが大きいです。
詳細な組み立て手順はGitHubにありますので基本的にはそこを参考に組み立てれば大丈夫です。
https://github.com/MakotoKurauchi/helix
他には以下のサイトも参考にしました。
https://gist.github.com/mtei/6957107a676ddfa85bde0ae41f8fa849
http://emizping.hatenablog.com/entry/2018/02/12/161033
ダイオードを実装する際にはピンセットが必須です。との注意を見て覚悟はしていましたが予想を上回る小ささでダイオードの実装には苦労しました。
実装し終わった後見返すと苦労した分キレイなのでやりがいはあります。(私の場合はキレイにはんだ付けはできていませんが…)
特にOLEDモジュールをはんだ付けする際に向きを意識して取り付けることを忘れてしまい数時間悩んでしまったので初心者の方はビルドガイドを常に参照しつつ組み立てることをオススメします。
全てはんだ付けが終わった後スイッチを実装している途中です。
キーの数だけ実装する必要がありますがこれまで実装してきたダイオードとLEDに比べると一番楽しい作業でもあります。ここでもスイッチを実装する前にプレートを挟むことを忘れてスイッチを付け直す事になりました。慣れない作業をする時は普段に二倍くらい慎重になるが大事です。
このあとキーキャップを取り付ければ片手分完成です。
これを両手分やると完成!!!
(完成してすぐに写真撮るの忘れてました)
無刻印のキーキャップを使っているとかなり厳つい見た目になりますが使用感はかなりいいです。ただホームポジションが分からないとブラインドタッチができないので今はガムテープを貼ってます。見た目が悪いこと以外には余り問題ないです。
所感
自作キーボードに挑戦してみてかなり苦労しましたが、新しいことの連続で楽しかったです。まだまだ新しいキーボードに慣れていませんので真価を発揮することはできていませんが作るだけでも自作PCの様に愛着がわくのでタイピングしてるだけでも楽しくなります。
次はhelixをもう少し使用してみてのメリット・デメリット、私が使っているキーマップを紹介できたらなと思います。
それでは!