80%でいい / ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術

どうやら自分は完璧主義な人らしいです。私をよく知っている人からすると「いやそんな」と言われそうですが自分でも「いやまさか」と思っています。
 
ではなぜそのような考えに至ったのかと言いますと、最近「ストレスと適応障害 つらい時期を乗り越える技術」を読みましたがその中で認知に関する話がありました。
 
アメリカのアーロン・ベックという精神科医は、うつ病の患者を治療するなかで、彼らが実際以上に物事を悲観的に考えていることに気づいた。自分のことを悲観的に考えているだけでなく、世界や未来に対する考えも悲観的に歪められていた。ベックは、この過度に悲観的な考え方が、そもそも彼らを苦しめている原因なのではないかと思うようになった。
 
最近、自身の精神の不安定さから、他人と自分の思考や常識の違いについて強く意識するようになりましたが、そもそもの認知の違いから生じるものであると考えると、腑に落ちるものがあります。
 
同じ映画を見て全く違う感想を持ったりとか、銃社会に対する日本人とアメリカ人の考え方の違いとかそういうことですよね。
 
これが一般的な個性の範囲内に収まって、特に生活に支障がないなら問題はないのですが、私のような場合は問題ありというわけです。
 
この本では適応障害に陥りやすい代表的な5つの認知パターンが紹介されていましたが、そのなかでも完璧主義の項目が良く当てはまっていました。
 
・完璧主義は現代人に広がっている不幸な思考パターンである。
・完璧に物事をこなせている間はいいが、やるべきことが増えてついにパンクしてしまうと、完璧でない無価値な存在になってしまい、もはや自分を支えることができなくなる。完璧主義は、しばしば「すべき」思考とも結びついている。自分がすべきだと思っていることを、すべてその通りにしないと気が済まないのである。

 

自分もはっきりと「完璧にしないとが済まない」と意識しているわけではないのですがどうやらベストを尽くしてないとストレスが溜まるみたいです。ベスト主義といった方が正確かもしれません。
 
自分が完璧主義だと思う原因はいくつかありまして一つには燃え尽き症候群であることです。
 
大学時代スイッチが入ると2ヶ月くらいのスパンで寝食削って一日中同じ事に取り組むことがしばしばあったのですがその時に共通していたことは「体の限界まで集中してやる」と「燃え尽きた後は一切やらない」の2点です。
 
スイッチが入ってる最中は「これ一生続けたらプロになれる」とか考えてまして、実際相当なスピードでスキルが上がっていくのですが、結局のところ毎日身体の限界値に挑戦してタスクをこなしてますので、徐々にできなくなってくるわけですね。そこで今まで完璧にこなすことによって感じてた「心地よさ」によってモチベーションを維持したにも関わらず、それがなくなってストレスが溜まる。結果、精神の限界も迎えて燃え尽きるという訳です。
 
当時の私は「全力で頑張る」という行為を「身体の限界値まで頑張る」という風に考えていたところがあったように思います。「どうしてこのままのペースで一生続けられないんだ」と考えていましたが今考えると当たり前ですね。
 
映像制作を職業にしようと思って3ヶ月くらい限界までやり続け、挫折したことがあります。当時大学の相談室でよく知らない人に相談したら「まぁ挫折はよくあることだよね、数日休んだらいいよ」と軽々言われました。
 
あの時ほど目の前の人間の考えてることが理解できなくて生理的気持ち悪さを感じたことは無いと思います。だって当時の自分にとって一旦止めることはもう一生やらないことを意味していてそう決意することによって今まで死ぬ気でやっていたのですから。
 
世の中の人たちはどうやら大体6~10割の振れ幅を一律に頑張っていると認識してやっていけるみたいです。これは自己否定の認知の話にもつながりますが6割しか頑張れなかった日も「頑張った。今日は良い日だった」と解釈できるわけですね。
 
もちろん毎日6割しかやってないのに「今日も頑張ってるな〜」と考えていたらそれはそれで問題がありますので完璧主義傾向がある人は「80%でいい」と毎日思って過ごせば良いんじゃないかなと思うわけです。80%という数値は個人的には「80%はまずまずな努力だな」と感じますし同時に「残りは休んで良いのか!」とも思います。「8割」ではなく「80%」であることがこのオリジナル認知行動療法のミソで「80%」だと「8割」よりも成果を出している感じがするからです。(逆に8割の方がしっくりくる人は逆のほうが良いと思います)
 
ブログを執筆してて思ったのですがこうやってブログまで書いて「80%だ!」と強く意識して"完璧な80%"を達成しようとしてる時点でやっぱり完璧主義ですね。
 

20代はかな入力を覚えろという話

皆さんはローマ字入力とかな入力のどちらを使っていますか?私は現在かな入力を使っていますが非常に快適です。そこで皆さんに理論上のメリットと実際に使ってみての主観の両面から、かな入力の良さについて紹介したいと思います。
 

いわゆる世間一般でのかな入力のメリット

ローマ字入力より早い、この一言に尽きます。

打鍵数は多いより少ないほうが高速入力に有利だと考えられる。日本語の文章(天声人語4日分:3735文字)を入力したときの打鍵数を他の入力方式と比較した資料[14]によると、以下の通りである。


打鍵数と内訳(変換・無変換は除く)
  総打鍵数 比率 備考
親指シフト 3735 1.0 シフトキー自体を押した数は、カウントしない。
JIS配列かな 4110 1.1 シフトキー自体を押した数は、カウントしない。
ローマ字 6474 1.7

親指シフト - Wikipediaの記事より引用

 

親指シフトには劣りますが圧倒的にタイプ数が少ないですね。このタイプ数の少なさから一般的には「かな入力のほうが早い」と言われます。文章を書くことを生業としているライター、作家などに使用してる人が多いらしいですね。親指シフトまで習得している人もいますが親指シフトは特殊なキーボードを使用するので自分のPC以外では使用できないのがデメリットとして大きいです。
 

実際に使ってみて

実際に使い始めてみて初めに思ったのは「苦痛」の一言につきます。
 
PCに初めて触れたのは小学生の時でしたがそれ以来ずっとローマ字入力を使ってきたので当たり前ですよね。当然大学でのノートテイキングには使えませんし、Twitterで数十文字打つことすら苦痛です。直ちに日常使用に取り入れることは諦め、e-typingでの練習に移行しました。
 
e-typingでは次に入力するキーの位置と使用する指が表示されてブラインドタッチの練習に最適なのでおすすめです。初めは日々成長を感じられましたが現在C~Dの間をいったり来たりしています。ここが一つの壁みたいですね。ちなみにローマ字入力ではA+獲得することができました。
 

主観的メリット

ローマ字打ちに関しては皆さんも毎日使っているものなのでことさらいう必要もないですが、私はローマ字打ちを正しく習ったことはありませんでした。そのためホームポジションこそ守っているものの主に三本指でタイピングを行なっていました。これでも普段使いには困らないだけのスピードが出るので特に不便はありませんでした。
 
しかし、かなうちに変えてからは徹底的にホームポジションを意識して守っているため、正しく打つことのメリットを感じる日々です。また変な癖がない状態で一から文字入力を練習しますので、自然に正しいタイピングを身につけることができます。
 
具体的にはミスが少なくなりました。タイピングに使用する指が少なければそれだけ動かす方向と距離においてタイピングの複雑さが増します。これはミスタイピングを起こしやすい、しかし全ての指を使えばそれぞれの指がホームポジションから大きく離れることは格段に少なくなります。またかな打ちは母音の文字を覗いてタイピングする量が1/2になりますのでこれもまたミスタイピングの減少に寄与します。
 
単純にホームポジションで移動距離が少ないから早いというわけでもなく、ミスタイピングが減った結果としてタイピング速度が向上していることをひしひしと実感しています。
 

かな入力のここが不便

・長音符、いわゆる伸ばし棒「ー」ですがこれがキーの端に位置していて横文字を打つ際には非常に不便

比較的自分は指の長い方なのですがそれでもホームポジションから指を伸ばす必要がありましてブラインドタッチでは未だにきついです。
 

・小さい「っ」を入力する際には「つ」とShiftを同時入力するのだがこれがタイピング数の比較には計上されていない。

小文字を打つためには基本的にShiftに小指を伸ばす必要があるのですがこれがきつい。しかし最近は慣れてきて意識せずとも入力できるようになってきましたので慣れの問題っぽいです。
 
数字キーを全角で入力できない。
テンキー付きのキーボードを使用している場合は問題ないのですが「Ⅴ」の様な特殊な数字記号を使う際に数字キーを全角で入力できないのが不便。なんか解決策ないですかね。
 
google検索の際にはきちんと変換キーを確認しなければならない。
これはものぐさ限定の悩みですが英数のままローマ字入力googleをかけてもある程度googleが日本語に変換して検索してくれますがかな入力では完全に無いです。例えばニコニコ動画と英数のまま検索するとこんな感じになります。
 

f:id:nomore1013:20170726215117j:plain

 
まるで暗号文ですね。
 

まとめ

思いつくままにだらだらと書いてしまいましたが結論としてはかな入力は習得できるなら早めに習得すべき、というのが私の意見です。スマホで未だにローマ字入力してるようなものです、本気で。
 
これが50~60代のこれから退職するような世代にすすめるとなると話は変わります。しかし今現在20代ならこの先60年、人によっては毎日使うであろう文字入力の労力を減らしておかないのは損だと思いませんか?一週間練習すればTwitterくらいはなんとかなります。
 
それではかな入力人口が増えることを祈って終わりたいと思います。それでは!

ブログのメリット

ブログを始めて見ることにしました。

 

一つとしては最近ブログをよく見るようになりはじめまして、ブログの便利さを実感するようになったからです。

 

速報性のある便利なサイトはずっと前から利用してたのですがその印象から「ブログやサイトって人の役に立つものじゃないと意味ないよなぁ」なんて漠然と思ってたのですがSNS上では好きなことをたまに書いてるだけで放置されてるものも多くて他人に自分を知ってもらうツールとして使ってる人も多いということが分かりました。

 

実際初対面の人と出会った時に行われる趣味や好みの探り合いって相手の好みを否定してはいけないし自分の好みを語っても相手が興味ないと意味なくてこの地雷原を歩くような作業が非常に煩わしいものです。その点ブログで自分の普段考えていることを公開すれば自分と相手の一致する点を探す作業を行うことなくスムーズに心地の良い会話に移れるのはコミュニケーションが苦手な自分にとっては素晴らしいなって思ってます。

 

理由の2つ目としましては前々から文章を書くことに苦手意識がありましてこれを改善できればいいなぁと。

 

自分は大学のレポート課題ではA4一枚に何時間もPCの前でうなり、Twitterで本の感想をtweetすることにすら推敲を重ねる様な人間です。会話している時にどの作品が良かったかについて話す機会は多々ありますが、その際に自分が本や映画などの作品に触れた時にその良さを他人に簡潔に伝えられられたら良いですよね。他人におすすめされて実際に見ることは2割切るんじゃないかと思いますがその2割に入れるような説明ができるようになりたいです。

 

基本的になんでも書くつもりですが自分の趣味の関係から本の感想とかRedditで見た面白い話とかになるのではないかと思います。鬱々とした記事は書かないようにしよう…

 

ということで以上の二点を意識してゆる〜く続けられたらいいなぁ。というか文章が堅い。